合駒請求の将棋手筋を解説

「合駒請求」の解説

合駒請求(あいごませいきゅう)とは、飛車(竜)・角(馬)・による1マス以上離れた場所からの王手に対して、王手を防ぐために合駒を打たせようとすることです。

合駒をしないと積んでしまったり、寄って陣形が崩れてしまう状況を狙い、仕方なく合駒を打たせます。

合駒を打たせたことによって、王手を受けた側の持ち駒が減るため、王手をかけた側の玉の安全度が高まる場合に合駒請求の手筋を使うことが多いです。

合駒請求の例

[図1]

[図1]は先手玉に△8八金の詰めろがかかっている。ここで▲1三香と王手をすることで、後手は△1二金と合駒をしなければ王手を防ぐことができない。この▲1三香と打つことが「合駒請求」と言われており、この局面では攻めることが自玉の詰めろを無くし、受けにもなっていることが分かる。