将棋の駒の動き方

りゅうや

この記事では、将棋の駒の動き方を1駒ずつ解説していきます^^

駒の動き方を解説していくのですが、その前にまずは駒の動ける場所種類と呼び名を説明する必要があるので軽く紹介しますね。
「駒の動き方だけ知りたい」という方はコチラからスキップできます。

駒の動ける場所

将棋の対局中は駒が将棋盤に置かれ、盤上の縦9マス、横9マスの合計81マスの四角の中を動きます。

りゅうや

囲碁は盤上の線が交わっている部分に置きますが、将棋は盤上の四角の中に置くので、置き場所の違いには注意しましょう。

駒の種類と呼び名

将棋の駒は全部で8種類あり、表面と裏面に駒の名前がかかれています。

表を向けた状態の駒を「生駒(なまごま)」、裏を向けた状態の駒を「成駒(なりごま)」と言います。

生駒と成駒では、同じ種類の駒でも動き方が変わりますが、基本的には”生駒がパワーアップしたものが成駒”と覚えておきましょう。

それぞれの駒の動き方

歩兵・と金の動き方

(※日本将棋連盟公式サイトから画像を引用)

駒の価値:★1

生駒 成駒
名前 歩兵(ふひょう) と金(ときん)
略称 歩(ふ)

歩は前に1マス進みます。
と金は左右の斜め後ろ以外の周りに1マス動けます。

香車・成香の動き方

(※日本将棋連盟公式サイトから画像を引用)

駒の価値:★2

生駒 成駒
名前 香車(ききょうしゃ) 成香(なりきょう)
略称 香(きょう) 無し

香車は前にどこまでも進みます。
成香は左右の斜め後ろ以外の周りに1マス動けます。

りゅうや

香車の前にひたすら進める特徴をいかして、持ち駒から香車を打つ時はできる限り下段から打つことで香車の利いているマスが増えますね。

桂馬・成桂の動き方

(※日本将棋連盟公式サイトから画像を引用)

駒の価値:★2.5

生駒 成駒
名前 桂馬(けいま) 成桂(なりけい)
略称 桂(けい) 無し

桂馬は前に2マス進んだ地点から左右のどちらかに1マス動けます。
成桂は左右の斜め後ろ以外の周りに1マス動けます。

銀将・成銀の動き方

(※日本将棋連盟公式サイトから画像を引用)

駒の価値:★3

生駒 成駒
名前 銀将(ぎんしょう) 成銀(なりぎん)
略称 銀(ぎん) 無し

銀将は手前と左右の斜め前、左右の斜め後ろに動けます。
成銀は左右の斜め後ろ以外の周りに1マス動けます。

りゅうや

これまでに紹介してきた成駒は左右の斜め後ろには動けませんが、銀将は左右の斜め後ろに動くことができるため、”成駒になれる状況でもあえて成らない”といった奥深い選択肢もあります。

金将の動き方

(※日本将棋連盟公式サイトから画像を引用)

駒の価値:★3.5

生駒 成駒
名前 金将(きんしょう) 無し
略称 金(きん) 無し

金将は左右の斜め後ろ以外の周りに1マス動けます。
成駒は無く、駒をひっくり返しても何も書いていません。

角行・竜馬の動かし方

(※日本将棋連盟公式サイトから画像を引用)

駒の価値:★4.5

生駒 成駒
名前 角行(かくぎょう) 竜馬(りゅうま)
略称 角(かく) 馬(うま)

角行は斜めの全ての方向に動くことができます。
竜馬は角行の動ける範囲に加えて、前後左右にも1マスづつ動けるようになります。

飛車・龍王の動かし方

(※日本将棋連盟公式サイトから画像を引用)

駒の価値:★4.5

生駒 成駒
名前 飛車(ひしゃ) 龍王(りゅうおう)
略称 飛(ひ)

飛車は前後左右のマスならどこまでも動けます。
飛車の成駒である竜王は、飛車の動ける範囲に加えて斜めにも1マス進めるようになります。

王将・玉の動き方

(※日本将棋連盟公式サイトから画像を引用)

駒の価値:★無限

生駒 成駒
名前 王将、玉将(おうしょう、ぎょくしょう) 無し
略称 王、玉(おう、ぎょく) 無し

王将は駒の周りをどこでも1マス動けます。
成駒は金将と同じくありません。

りゅうや

王将と玉将は違った名前をしていますが、2つともゲーム上は全く同じ駒として扱われます。
年上の人や階級が上の人が王将を使い、年下の人や階級が下の人が玉将を使います。