開き王手の将棋手筋を解説

「開き王手」の解説

開き王手(あきおうて)とは、盤面の駒を動かして、味方の飛車(竜)・角(馬)・香による1マス以上離れた場所から王手がかかること。

相手は王手を防がないといけないので、動かした駒は相手玉と接していない限り、次の手で取られることは無い。

そのため、相手は動かした駒による攻撃を防げないため、鋭い攻め筋になったり形成逆転することが多い。

開き王手の例

[図1]

[図1]にて、先手は▲4三桂成を打つことで5五にいた桂を動かしたのにも関わらず、5九にいる香の利きで王手がかかっている。
([図2]に続く)
[図2]

▲4三桂成に対して相手は△5二歩などで合駒を打つと詰んでしまうので、[図2]のように相手は王手から逃げるしかない。こうなってしまえば、▲5三香成△7三玉▲3成桂で飛車を取ることができ、尚且つ相手陣地に成駒が2枚並び鋭い攻め筋となる。